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Channel: 爪が教える病気のサイン 色・形・症状で分かる健康チェック
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爪が緑色に変色している原因はカビだった!?ジェルネイルによるグリーンネイルとは

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このサイトでは様々な爪の色の変化について紹介していますが、緑色に変色している場合は他の色と原因が少し違います。というのも、爪の色が黒や黄色に変色してしまうのは体の中の病気が原因である場合が多いのに対して、緑色に変色している場合は、外的な環境によって変化している為です。その外的な要因とはずばり女性に人気のジェルネイルです。ジェルネイルはマニキュアに比べて長持ちする事や、鮮やかな色や美しいデザインを楽しむ事が出来、近年若い女性を中心に非常に人気があります。しかしその一方、爪本来の表面が一ヶ月以上顔を出す事がない為、爪のトラブルが起こりやすい原因ともいえます。そんなジェルネイルにおいて気をつけなければならないのが、爪が緑色に変色してしまう「グリーンネイル」と呼ばれる症状です。グリーンネイルの正体は緑膿菌という日常のどこにでも潜んでいる細菌です。ジェルネイルをつけ続けていると、次第に一部が剥がれ落ちたり、爪とジェルの間にわずかな隙間が出来てしまい、そこに水が浸入します。進入した水が乾くことなく放置されてしまうと、その隙間の中で菌が一気に繁殖してカビが発生するというわけです。この緑色のカビ、厄介なのは爪に付着してしまったら除光液などを使っても落ちるようなものではありません。なぜなら、爪の表面の奥にある細かな細胞にまでカビが進入している為です。その為、グリーンネイルを治すには3ヶ月~半年ほどの期間が必要になります。その間も放置しておくと繁殖する可能性がある為、毎日抗真菌薬を爪に塗り続けます。また、場合によっては皮膚科で処方される抗真菌薬の内服薬を使用する事もあります。残念ながらグリーンネイルは自然治癒するものではない為、早期発見早期治療が大切です。健康な成人であれば免疫力が勝るため問題になりませんが、免疫力の低い人やお年寄りなどは緑膿菌の力が勝り、様々な病気を引き起こす場合も考えられます。さらに、専門家はジェルネイルの際に行う「爪上皮(クチクラ)」(甘皮)の部分を処理する事が問題であると指摘します。甘皮を取り除いた部分にはわずかな溝ができて、ここに細菌が繁殖しやすくなるのです。爪のお手入れは女性にとっては大切なお洒落の一部ですが、爪の健康状態には十分に気をつけながら楽しみましょう。

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